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ヒレナガカンパチ 刺毒 中毒 粘液毒

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ヒレナガカンパチ(鰭長間八)

アジの仲間

別名: ヒレナガカンパチ・オバシオ
科目: スズキ目アジ科

ヒレナガカンパチの特徴

世界の熱帯から温帯域に生息する。日本では本州の中部以南に多く、カンパチより南方に多い。沿岸部の中層から下層あたりを群れで行動をしている。若魚のときにはカンパチと一緒に群れをなしていることもある。主にイカ類や魚類を捕食する。産卵期は水温によって異なるが、5月~9月頃だといわれている。琉球列島の沿岸で釣れるのはヒレナガカンパチが多い。釣りのシーズンはほとんど通年で、その筋肉質の魚体から出される引きの強さで釣り人からは人気のターゲットとなっている。釣り上げられる個体の多くは若魚で、カンパチよりも小さいものが多い。養殖もされており、安定して市場に出回っているが、ブリやヒラマサに比べると漁獲量は少ない。天然の新鮮なものになると高値で取引される。

Wikipedia

ヒレナガカンパチ (Seriola rivoliana) はアジ科ブリ属に属する海水魚である。深度5-160mで見られるが、通常は5-35mに生息する[1]。インド太平洋ではケニアから南アフリカ、マリアナ諸島, ウェーク島・琉球諸島・ケルマディック諸島・ニューカレドニアなどに分布する。紅海・セイシェルには分布しない。東太平洋ではカリフォルニアからペルー・ガラパゴス諸島。西大西洋ではケープコッドからアルゼンチン北部まで。東大西洋での分布はよく分かっていないが、ランペドゥーザ島から記録がある。体表の寄生虫を落とすため、サメやダイバーに体をこすりつけることがある。26℃での飼育では、生後2か月ほどで性成熟した。3か月に渡って毎週1-2回の産卵が観察され、1シーズンの産卵数は1,200万個に達した。

ヒレナガカンパチの見た目の特徴・見分け方

体長は標準で1m前後で、体型はすこし側扁しており、若魚は待体高が高い。体側には吻から目の中心部分上を通って尾柄まで伸びる黄色っぽい縦縞がある。カンパチとすごく似ているが、ヒレナガカンパチは第2背びれの前部と尻びれの前部が長く伸びて鎌状になっており、カンパチにはそれらがないことから見分けることができる。しかし、ひれの長さは個体により差異があるので、はっきりと区別をする際は、尾びれの下側と腹びれ、尻びれの先端が白ければカンパチ、腹びれと尻びれの2か所だけが白ければヒレナガカンパチであると区別ができる。

ヒレナガカンパチの毒・危険な部位

  • 刺毒
  • 中毒
  • 粘液毒
  • 危険!

日本産のものは心配ないが、南方のサンゴ礁域に生息する魚はシガテラ毒を持つ可能性があり、症状は摂取してから1時間~8時間ほどで、嘔吐や下痢、腹痛、頭痛などの症状が2日以上出ることがある。重症の場合は神経系にも影響し、不整脈、めまい、血圧低下などの症状が数ヶ月続くとされている。特に温度感覚の異常(温かいものを冷たいと感じるなどの)症状が出た場合は、シガテラ毒を疑い、早急にに医療機関で診てもらうことが大切。致死率は低いが、回復に非常に時間がかかるため、投薬治療が行われる。シガテラ毒は目に見えず、加熱をしてもなくならないため、発症してから気づいたという場合が多い。

ヒレナガカンパチの食べ方・食味レビュー

  • 星印
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鱗が細かく、皮にも厚みがあるため、すき引きで処理をするのがよい。身はやや桃色で、血合いの部分は少ない。刺し身や寿司だねで食べると、カンパチよりも脂は少ないが、噛めば噛むほどに旨味を感じることができる。その他にも照り焼きや、唐揚げなど、どんな料理にしても美味しく食べることができる。特に煮付けは頭やカマの部分まで一緒に煮付けると、脂がにじみ出るので絶品に。さらにアラからも良質な出汁が出るので、鍋料理や潮汁にすると旨味や風味が非常に豊かで美味である。夏の終わりから秋にかけてが旬の時期である。

ヒレナガカンパチのレシピ動画

ヒレナガカンパチのさばき方
カンパチのごま醤油漬け

ヒレナガカンパチの生態域・分布

南日本・東シナ海 ・琉球列島

ヒレナガカンパチの釣種

釣り船・磯・防波堤・ボート・ソルトウォータールアーフィッシング

ヒレナガカンパチの釣場

外洋・沖合・内湾・砂地・岩礁

ヒレナガカンパチの動画

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