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ウスバハギ 刺毒 中毒 粘液毒

海水

  • ウスバハギ画像
ウスバハギ画像

ウスバハギ(薄葉剥)

カワハギの仲間

別名: ウスバハギ・ウスバハゲ・ハゴイタ
科目: フグ目カワハギ科

ウスバハギの特徴

相模湾以南に見られ、全世界の温暖海域に棲む。南日本のほうが個体数が多い。ウスバハギの大きさは最大で全長75cmに達する大型の魚である。船釣り、磯釣りのゲストでかかり、初夏から晩秋にかけてよく釣れる。年中を通して釣果が期待できるが、型と肝のサイズアップが期待できるのは秋から冬にかけてである。比較的安価で手に入るため、お店で簡単に手に入る。本種を専門に狙う釣りは少ない。ウスバハギは成魚になると水深200mの岩礁域に群れを作って生活しているため、定置網などでまとまって漁獲される。小型の甲殻類やクラゲ、貝類を主食とする肉食性の魚である。

Wikipedia

ウスバハギは、フグ目カワハギ科に属する海水魚の一種。全世界の熱帯・亜熱帯海域に分布する大形のカワハギで、食用にもなる。 成魚は全長75cmに達し、カワハギ科の中ではオーストラリア周辺海域産のNelusetta ayraud、あるいは同属種のソウシハギ A. scriptusに次ぐ大型種である[4]。体は前後に細長く、強く側扁する。体色は全体的に淡い灰色か褐色で、個体によっては淡い斑点やしま模様が出ることもあるが、特に目立つ模様は無い。 口は小さく、吻が突出する。口の下にも船首のような低い突出がある。背鰭の第1棘は目の上にあるが、カワハギ科他種よりもかなり細長く折れ易い。また腹鰭の棘もなく、別名の「ナガサキイッカクハギ」はここに由来する。尾柄は低くてやや長い。尾鰭は三角形だが幼魚では円みを帯びる。 全世界の熱帯・亜熱帯海域に分布する汎世界種である。日本では北海道以南で見られる。 定置網や釣り等の沿岸漁業で漁獲される。群れで行動するためまとまって漁獲され易い。 身は半透明の白身で、脂肪が少なく歯ごたえがある。新鮮なものは身だけではなく肝臓も食用にされる。肝臓はピンク色で、身とは逆に脂肪が多く甘みがある。可食部の質や利用法は同じカワハギ科のカワハギやウマヅラハギと同様だが、本種は大形種だけに身の量が多い。料理法は刺身(薄造り)、煮魚、鍋料理、唐揚げ、干物など多種多様である。

ウスバハギの見た目の特徴・見分け方

名前の通り葉のような形をしており、体形は平たく長い。体色は灰~茶色で背側がやや暗色で皮が硬い。ウスバハギの眼の上にある背ビレ第1棘が細く長く伸びているが折れやすい。他のカワハギ科と同様に口はおちょぼ口であるが口の中には鋭い歯を持っている。幼魚の体表には複雑な暗色斑がある。成魚の大きさは全長75cm超えにもなるものもいるので、カワハギの中では大型な種類である。腹ビレはなく、第二背ビレと尻ビレはほとんど同じ形をしている。内臓にフグの70倍と言われる毒を持つソウシハギと見た目が若干似ているので注意が必要である。

ウスバハギの毒・危険な部位

  • 刺毒
  • 中毒
  • 粘液毒
  • 危険!

ウスバハギは暖かい海域を好んで生息するため、シガテラ毒を持つ個体がいるので要注意。また、大型になればなるほど注意が必要である。シガテラ毒とは、熱帯地域の海域に生息するプランクトンが発する毒のことで、大変な食中毒を引き起こす毒である。有毒部位は筋肉や内臓であることが多い。症状としては、数日にわたる吐き気、下痢、腹痛などが挙げられる。死亡する例はごくごく稀だが、不整脈、感覚異常、神経の異常障害などの重い症状が数ヶ月以上も続いた例も報告されている。また、シガテラ毒は加熱しても分解されない。

ウスバハギの食べ方・食味レビュー

  • 星印
  • 星印
  • 星印
  • 星無し
  • 星無し

カワハギと比べれば大味だが、透明感のある淡白な白身魚で、様々な料理に向いている。特に鍋物か煮付けが美味。鮮度の高いものであれば、刺身も歯ごたえがありお勧めで、脂肪分の多い濃厚な肝も絶品。身は高タンパクで脂が少ないのでヘルシーに食べることができる。内臓に寄生虫がいる場合があるのですぐに血抜きを行い内蔵を取り除く処理をすることが大切。旬は秋から冬にかけて。唐揚げやフライにしてもクセがなく、ふっくらした身の食感が魅力的である。

ウスバハギのレシピ動画

ウスバハギの刺し身と煮付け
ウスバハギさばき方と刺身、握り寿司

ウスバハギの生態域・分布

南日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海 ・琉球列島

ウスバハギの釣種

釣り船・磯・ボート

ウスバハギの釣場

沖合・内湾・岩礁・防波堤

ウスバハギの動画

Instagramでのウスバハギの投稿

Twitterでのウスバハギの投稿

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