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ハリセンボン

海水

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ハリセンボン(針千本)

フグの仲間

別名: ハリセンボン
科目: フグ目ハリセンボン科

ハリセンボンの特徴

津軽海峡以南の日本海沿岸、房総半島以南の太平洋岸、琉球列島に分布。浅い岩礁域や珊瑚礁域に生息する。暖流に運ばれた若魚の大群が沿岸に現れることがある。暖海性の魚であるので、暖流に乗って低水温域に入ってしまい死んでしまった個体が打ち上げられていることもしばしば。体中に鋭い棘をもつが、肉は無毒。丈夫な歯も利用して貝類や甲殻類、小魚やウニなどを捕食する肉食性である。一般的に食用としての知名度は低いが、沖縄などでは棘や皮が剥がされた状態のものがスーパーなどで並び、家庭料理の重要な食材として扱われている。そんな沖縄では「アバサー」と呼ばれ他にも様々な地方名を持つ。「ハリフグ」「スズメフグ」「ハリオ」「イガフグ」「バラフグ」などがその一例である。

Wikipedia

ハリセンボン(針千本)は、フグ目・ハリセンボン科(Diodontidae)に分類される魚の総称。狭義にはその中の一種・学名 Diodon holocanthus を指す。体表に多数の棘があり、フグと同様体を膨らませてイガグリのような状態になることでよく知られている。 ハリセンボン科の魚は全世界の熱帯から温帯に広く分布し、6属20種類ほどが知られている。なお、実際の棘の数が千本あるわけではない。過去の調査例によると約千尾のハリセンボンの針の数の平均は369本であった[1]。この棘は普段は寝ているが、体を膨らませた際には直立し、敵から身を守ると同時に自分の体を大きく見せるのに役立つ。ただしイシガキフグなどは棘が短く、膨らんでも棘が立たない。 浅い海の岩礁、サンゴ礁、砂底に生息する。他のフグ目の魚と同様に胸びれ、尻びれ、背びれをパタパタと羽ばたかせながらゆっくりと泳ぐ。本来は熱帯性の魚だが暖流に乗って北上し、水温が低下する冬季に海岸部に大量に漂着することがある。「フグちょうちん」と同様に膨らんだ状態の剥製が土産物として各地で販売される。 大型のものは棘を皮ごと取り除き、鍋料理、味噌汁、唐揚げ、刺身など食用になる。

ハリセンボンの見た目の特徴・見分け方

体色は薄茶~淡褐色で小黒斑が多数散らばるが個体差が大きい。腹部は白い。ハリセンボンの名の通り、体表に可動性の長い棘が多数あるが実際には300本~400本ほどである。この棘は鱗が変化したものであるので皮と一体化になっている。そのため引っ張っても棘だけが抜けることはない。通常時はこれらの棘をたたんでいるが、危険を感じると海水を飲んで体を膨らませ、棘を立てる。両アゴの歯が癒合してくちばし状になっている。フグの仲間らしいフォルムで体型は丸い。各ヒレを動かしながらゆっくりと移動するが、腹ビレはない。また、各ヒレには棘を持たない。体長は一般的に30cm前後で大きいものでも40cm程度にまでしか成長しない。

ハリセンボンの食べ方・食味レビュー

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ハリセンボンの身をぶつ切りにして入れた味噌仕立てのアバサー汁は定番沖縄料理。肝をつぶして入れるとコクが出るという。鍋物や汁物に向くが、唐揚げも美味しい。フグの仲間であるが、身や皮などに毒素は持たないので特別な免許を持っていなくても調理することが可能である。しかし卵巣には毒素があるので食さないこと。頭部が大きく皮の部分が多いので可食部は少ないが、旨味が強い白身魚で食味は良い。棘を取り除く作業がかなり手間に感じるが、湯引きにしても美味しい。皮目にはコラーゲンが多く含まれてるのでプリプリとした食感が楽しめる。皮は加熱しすぎると溶けてしまうので、火の加減には注意が必要である。

ハリセンボンのレシピ動画

ハリセンボンのさばき方
ハリセンボンの味噌汁の作り方

ハリセンボンの生態域・分布

南日本・北日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海 ・琉球列島

ハリセンボンの釣り方

釣り船・磯・防波堤・筏・カセ・ボート

ハリセンボンの釣り場

内湾・岩礁・防波堤

ハリセンボンの動画

Twitterでのハリセンボンの投稿

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